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過去の異能工房イベント

膝・肩の慢性病

2018.1.16京都大学附属病院 整形外科 准教授伊藤 宣

第55回 異能工房勉強会
2018年1月16日(火) 19:00-21:00
【講演】膝・肩の慢性病
京都大学附属病院 整形外科
准教授 伊藤 宣 先生
慢性のリュウマチなどご専門

膝・肩の構造に始まり、
関節症などの発症原因、
どんな人が発症するか?、
その症状、治療方法などを短時間に
うまくまとめてご説明いただきました。

膝: 
一番多いのが、変形性膝関節症で、
日本に3,000万人いるとされ
50歳から症状がでて、女性が男性の
4倍とのこと
原因 ①体重による膝負担増
②スポーツ ③足の形態 
④年齢による筋力減
治療法 ①運動(プールで歩く、
下肢筋力トレーニング・
1日5-6,000歩歩くなど)
★下肢筋力トレーニング
寝転んで膝を折り、足首に重りを
付けて足を上げる 20セット
椅子に座って膝から下を上げる
20セット
治療法 ②温泉:暖めることは
効果あり
治療法 ③薬物:消炎鎮痛薬・
貼り薬
★ヒアルロン酸を潤滑として
注射する、ステロイドを注射し
消炎する など
★コンドロイチン・グルコサミン
などは、研究結果がわかれ、
飲んでも良いがこれだけでは
良くならないとのこと。
治療法 ③手術:年10万件行っている、
金属やセラミックにより骨・
軟骨を代替する。
確実に治り、動けるようになることで
QOLが向上し、健康寿命が伸びる

肩:
非常に複雑で、多数の骨・筋肉・
後方腱板群のバランスで腕の上下が
出来ている
単に肩が痛くても、その原因は
外疾患以外の理由(心筋梗塞・狭心症・
呼吸器障害など)もあり、簡単では無い
特長は、急性期→慢性期→解凍期という
3段階を繰り返す
急性期は、とにかく安静にし炎症を
押さえる
慢性期は、リハビリなどで短くする 
(良くある50肩などは1年以上続くことも)
手術は、関節鏡手術があるが、
リスクもあるとのこと

参加者に比較的高齢者が多い(失礼!)
ためか、自らの腰痛・肩痛・膝痛の
悩み相談が8名から、飛び交いました。

【紹介】LYNXのセストさんより、
「チャットポット」英会話教室のご案内が
ありました。
LYNXさんは、シティラボブースをお借りに
なっておられる会社で、イタリア出身の
2名で運営されています
2月から、月2回のランチタイムのカジュアルな、
英会話教室にどうぞ!

【次回】2月13日(火)19時より、
メインスピーチ・ゲストは 山本製麺(株) 
元社長 山本直幸 様
大阪で山本製麺を創業され、
昨年閉じられ、
「今後はだんじりに人生をかける」
方です。

記:首藤

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